このハプニングは、今回のパリ旅行を一生忘れられないものにした出来事でした。
凱旋門のカウントダウン後、ホテルに戻るまでにかかった時間はなんと約5時間。
「なぜそんなことになったのか?」「どうすれば防げたのか?」
今回は、実際に起きたトラブルを時系列で振り返りながら、凱旋門で年越し後の帰り方・注意点・対策を紹介します。
カウントダウンの流れについてはこちらで書いているので、よければご覧ください。
パリで年越し!!凱旋門のカウントダウンのおはなし~時系列編~ – Mo-Travel,Mo-Life
ホテルに帰れない⁉凱旋門での年越しの帰りのトラブル

様々なことが積み重なって起きた今回のハプニングですが、何が原因で起きて、どうしたのか、時系列で紹介します。
帰りのルート確認が必須な理由
慣れない土地で、行き帰りの交通手段を事前に確認しておくことは安全に楽しく旅行をする上でとても大事です。
夜間、さらにはニューイヤーという特殊な状況では、交通事情も普段と異なります。
知らなかったとはいえ、事前の確認をもう少し入念にすれば結末は変わっていたかもしれません。
事前に考えていた帰りのルートと交通手段
ツアーの添乗員さんのアドバイスやカウントダウンに参加したことのある方の記事を読んで情報収集をし、帰りは混雑や渋滞で帰宅に4時間もかかったという話も聞いていました。
もちろん私もそれらを踏まえて、帰りの手段を考えていたのです。
カウントダウン当日は16時頃からコンコルド広場やシャンゼリゼ通り、凱旋門の付近は交通規制がかかっており、行きも帰りも利用できる駅が限られています。
ニューイヤー当日は地下鉄が朝5時まで運行していて、その間は特別に無料で利用できます。ただし、凱旋門周辺の主要駅は封鎖されており、少し離れた駅から乗る必要がありました。
宿泊先のホテルはパリ13区で地下鉄7番線の「Porte de d’Ivry」駅だったため、交通規制されていることを前提に帰りのルートを考えました。
ルーブル美術館の駅まで歩き、そこから地下鉄7番線で乗り継ぎなしで最寄り駅まで行き、ホテルへ帰る予定だったのです。
実際に起きたこと
カウントダウンが終わり、いよいよホテルへ戻ろうと動き始めました。
日中と夜間では見える景色が違うので、途中何度か道に迷いながら乗る予定の駅まで行くと、その地下鉄7号線の駅が閉まっていたのです!
主要な駅は封鎖されると知っていたので、「ここも対象かもしれない」と軽く考えていました。7号線の路線づたいに少し歩いてもう一つ先の駅で乗ろうとしたところ、また駅が封鎖されているのです。
さらに追い打ちをかけるように、ポケットWi-Fiの充電が切れていました。
地図も使えない。通信もできない。タクシーも呼べない…
残された選択肢は、ひとつだけ。歩くしかない!!
幸い、同じツアーの参加者と一緒にカウントダウンへ行っていたので、その方のガイドブックに載っていた簡単なパリの地図と地下鉄の駅毎にある周辺地図を見ながら、7号線の路線づたいにホテルを目指しました。
道に迷った先で出会った駅
途中で何度か道に迷いながら歩いていると、夜間も走っている線の地下鉄の駅に偶然たどり着きました。その線にはちょうど、7号線の駅と連絡している駅がありました。
それに乗り、目的の駅で降りると、7号線の駅に向かう通路が紐で通せんぼしてあるのです。この時ついに「あ、7号線は今夜走ってないんだ…」と気づきました。
地下鉄に乗れた10分程度以外は、またホテルに向けて駅の地図を確認しながら歩きました。季節は真冬、外の気温はさらに下がり、頬にあたる風は冷たくて耳も痛くて年始早々なんて試練でしょう。
1月1日にホテルをチェックアウトして日本に帰国する日程だったため、朝になるにつれてだんだん時間も気になって、チェックアウトに間に合うだろうかと少しずつ焦りも加わりました。
最寄駅からホテルへ到着
ようやくホテルの最寄り駅までたどり着き、さぁあとはホテルへ!というところで、またしても迷子になりました。街灯以外は真っ暗でお店のシャッターが全て降りている風景は、日中の風景と違い過ぎてホテルの場所がわかりません。
しかも自由行動の2日間、最寄り駅からホテルまでの道は全てGoogleマップ頼みで、目印を一つも覚えていませんでした。
カウントダウンに同行してくださった方のおかげで無事にホテルに着いた時には午前6時をまわっていました。
二人でお互いを労い、無事に日本に帰れそうだと喜び合いました。
いざという時には、電子機器だけでなく紙の地図も自分の記憶も大事ですね。
今年は年始から最大級の試練を突破して無事に帰国したので、後は浮上するだけ、いいことがたくさん待っていると信じて過ごしています。
このとき学んだこと
この時の対応が正解だったのか、もっといい方法があったのかはわかりませんが、ホテルまで無事に帰れたので安堵も込めて良かったと思っています。
このハプニングを通して学んだこととこれを読んでくださった方が同じ道を辿らないための対策を紹介します。
凱旋門で年越し後の帰り道で失敗しないための情報収集
道路や駅の交通規制の範囲や時間帯、深夜も運行している地下鉄の路線などを確認することは最も重要です。
確認していても見落としてしまったり、知らない情報もあったりして、予定通りいかないこともあります。
特に夜間、さらにニューイヤーで交通機関の状況も普段と違う場合は、下調べを入念にしておくと安心ですね。
また、帰りの手段を複数考えておくことも必要でした。万が一、地下鉄に乗れなかった場合には、バスやトラムは運行しているのか、どこで乗るとよいのかなども調べておくと心強いです。
タクシーはほとんど走っておらず、見つかりませんでした。(状況にもよりますが、流しのタクシーはぼったくりに合うこともあるそうなので注意が必要です。)
最寄りの駅からホテルまでの道のりもGoogleマップに頼るだけでなく、夜になっても印象が変わらず目印になるようなものを見つけておくとよいでしょう。
凱旋門カウントダウンで役立つ持ち物
カウントダウンで長時間立ち続けることになるので、荷物は少なくしてかばんは軽い方が良いかと思います。しかし、今回の反省点は万が一のことを考えた持ち物準備が必要だったということです。
カウントダウンに参加することも踏まえて、大事だと思った準備は以下の5点です。
- 歩きやすい靴
- 防寒対策(マフラー・帽子・手袋)
- カイロ(足用がおすすめ)
- スマホ・ポケットWi-Fiのワイヤレス充電器
- 紙の地図・路線図
歩きやすい靴
シャンゼリゼ通りの長い道のりを歩くので、歩きやすい靴が良いです。今回、スニーカーで行っていたので、この長い距離を歩いてもさほど足が痛くならずに済みました。
防寒対策
順調に帰れたとしても、カウントダウンに行く際の服装は暖かくして参加しましょう。
服装に加えてマフラーやニット帽、手袋を着用して行って良かったと思います。夜中のパリは冷え込んでいて、路面が凍結するような外気の中を歩いていました。
空気に触れているところから冷えていくので、マフラーや帽子、手袋で外気に触れる部分を少なくすると寒さで気持ちも体力も削られずに済みます。
カイロ
カイロはカウントダウンに同行した方からいただいて、とても嬉しい気持ちになりました。カウントダウンを待っている間も、歩いている間もポケットに入れていると暖かくて助かりました。
特にカウントダウンが始まるまでは同じ場所でずっと立ちっぱなしな上に、足下から冷えるので靴下に貼るカイロもあると暖かくて良かったなと思います。
スマホ・ポケットWi-Fiのワイヤレス充電器
そして、今回一番困った充電切れ対策です。スマートフォンやポケットWi-Fiの充電器は少しかさばりますが、持っていけばよかったと思います。海外旅行用のポケットWi-Fiはレンタルする人が多いと思いますが、バッテリーの持ち時間を事前に確認しておくとよいですね。
eSIMであれば充電を気にせず使用できます。私は、滞在先のホテルでもノートパソコンを使用したかったので、ポケットWi-Fiをレンタルしました。
紙の地図・路線図
また、スマホやポケットWi-Fiの充電が切れて使えなくなってしまったときでも現在地やホテルまでの道がわかるように、地図や路線図など紙媒体もあると安心です。ホテルから最寄り駅までの道もわかるようにしておきましょう。
幸い、スマホの充電はあったので、写真を撮ったり保存してある画像を見たりすることは可能でした。ツアーのグループチャットに送ってもらっていた地下鉄の路線図や地下鉄の駅毎にある周辺地図を写真に撮って、それを見ながら歩いていました。
元気な心と体はもっと大事
こんな状況になったとしても、歩いていればいつかはホテルに着けるだろう、チェックインまでには間に合うだろう、濃ゆい思い出が一つ増えたなと思える、おおらかな気持ちと歩き続けられる元気な体があることに感謝しました。
慣れない土地で、歩いてどのくらい時間がかかるのかもわからない中を歩ききるだけの覚悟と強い気持ちのおかげで、多少足が痛くなっても歩き続けられたのだと思います。
ホテルまで帰らないと、帰国できないことになりますからね。必死だったのもあります。
まとめ
凱旋門のカウントダウン後は、交通規制で駅が使えない、地下鉄が動いていない路線がある、通信が使えないと帰れなくなるといったリスクがあります。
ただし、事前に帰宅ルート確認、複数の帰り方の準備、充電対策をしておけば、安全に楽しむことができます。
みんながみんなこんなしんどい思いをしてカウントダウンを見に行くわけではないと思います。私にとっては、このハプニングも含めていい旅行だったな、話のネタができたなと思える前向きなものになりました。
こんなハプニングに遭遇した人もいるよと知っていれば、事前に準備もできるので、参考にしていただけると幸いです。
これから行く方は、ぜひしっかり準備をして最高の年越しを迎えてください。